警備保障新聞　平成14年7月25日　上野夏まつり

上野夏まつり

「夏まつり」安全に

オリエンタル・ガード・リサーチ／日本セキュリティサービス／キステム
東京・台東
混乱防止へ５０％増員
パレードの大観衆を誘導

年々盛況になっている東京・台東区の「うえの夏まつりパレード」が今年も二十日、三十万人を超える人手を集めて開かれた。沿道の警備は警視庁上野署の警察官とともに、オリエンタル・ガード・リサーチ（東京、安藤弘二社長）、日本セキュリティサービス（東京、倭文浩樹社長）、キステム（東京、新籾智生社長）の三社から百八十人の警備員が出動、観衆の誘導にあたった。　同まつりは東京都、上野観光連盟が主催して毎年開催されるもので、そのメーンイベントが秋田県の「竿灯まつり」など全国のまつりパレード。

警備員は午前九時から十二時までの事前準備段階から任務につき、本番の午後四時から九時半までの観衆の誘導を行った。今年は昨年の明石花火大会事故の教訓もあって警備員は五〇％増と大幅に増員した。

パレードが活況に入ったころには、観衆が歩道から車道にはみだして見物するなど、警備員は懸命に制止にあたった。終了後もＪＲ上野駅や営団地下鉄上野駅に殺到する観衆を誘導、大きな混乱もなく任務を終わった。上野観光連盟からも警備陣に感謝の気持ちが贈られた。